研究の背景
令和2年度厚生労働行政推進調査事業費補助金による厚生労働科学特別研究事業として、「新型コロナウイルス感染症等に対する健康危機管理対応の人材育成のための研究」の研究班が立ち上がりました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、地域の防疫業務を担う保健所の負担が増大しています。COVID-19 はその様相からどの地域でも発生する可能性があるため、特定地域での感染拡大時に集中的に人材を投入し、感染症対策の第一線機関である保健所機能を維持するための体制を構築することが喫緊の課題です。従って、感染拡大時に速やかに人的資源としての応援派遣者を確保・活用できるように、日頃から備えておくことが重要です。
研究目的
そこで本研究は、COVID-19を含めた健康危機管理における応援派遣に備えた人材育成のためのガイドライン・応援派遣者のためのeラーニング教材を開発し、各地域での研修会等の企画・運営を行うことができる人材を育成することを目的としています。本ウェブサイトでは特に「応援派遣者のためのeラーニング教材」に関する成果を中心に紹介しています。
研究組織
研究代表者 | 吉川 悦子 | 日本赤十字看護大学 |
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研究分担者 | 井口 理 | 日本赤十字看護大学 |
研究協力者 | 池田 和功 | 和歌山県新宮保健所 |
春山 早苗 | 自治医科大学 | |
濱口 由子 | 公益財団法人結核研究所 | |
安部 仁美 | 東海大学大学院医学研究科博士課程 |
研究方法
このウェブサイトを通じて、本研究の成果・ツール等を中心に公開することにいたしました。皆様から広くご意見・ご感想等を賜ることができれば幸いです。
研究代表者
吉川悦子
(日本赤十字看護大学 看護学部 准教授)